まんがと猫と京都のくらし

京都在住の漫画家が猫を愛でながら生きています

12/19

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朝起きて家事をして、サンルームの手入れして昼食作って食べ、掃除機をかけて床の拭き掃除をしたら夕方になりました。

 

最近久々にメイド様!の10巻あたりをパラパラ眺めてみたのですが、10年ちょっと前の自分頑張ってんな…と過去の自分にねぎらいたくなりました。当時はちょうどこの辺りから過剰な向上心からスランプ気味になってました。絵に迷いが出て何が正解なのかわからなくなってた時期。

自分としては6〜8巻あたりが「なんだか漫画が上手くなってきた気がする」と手応えを感じていた時期で、モチベーションが下がった時に少し前の原稿を読み返してやる気を出したりしてました。向上できている気がして楽しかったんですよね。

でもそういう時期を超えてしまい、スランプで全然向上できていない…むしろ後退している気がして結構長期間苦しんだような記憶になっています。

メイド様描いてる間は本当に絵柄が行ったり来たりしていたな…!キャラの年齢が上がったり下がったりしている。そういう理由で自分の成果物に自信がなくなって、それまでほど読み返すという作業もしなくなりました。なので自分の中で10巻以降をあまり覚えていないのが正直なところ…

 

 

ストーリーに関してのスランプは、メイド様に関してはそこまで無かったような。キャラが生きている感覚を持てていたので、展開の方向さえ決めたら迷いがなかった気がします。そのあとの連載「ユキは地獄に堕ちるのか」の方がストーリー面でのスランプあったかな…!1話目がとにかく苦戦して、担当ヂュンミ様と一緒に迷宮入りした記憶が鮮明に残ってます。なんとか無事に完結できて良かった作品。

 

 

メイド様を描いていた20代は、朝方まで仕事して午前中眠り、午後にやっと起き出して適当にあるものを食べ、顔も洗わず服も着替えずネームにウンウン唸り…掃除機なんてアシスタントさんが来る直前にしかかけない、そんな日常だった気がします。

今みたいに猫も飼ってなかったし、いつまでも大学生の一人暮らしの気分だったなー!

 

やりがいだけで生きてたくらい、仕事に熱中できたのは幸せな20代だった気がします。

でももうそれを経てからの40代、完全に優先順位は健康的な生活が1位になっている…没頭するには健康な心身が必要不可欠になってきました。元気じゃないと集中できない。

子猫の体温が高いので、寒いけどずっと寄り添って寝てる日中はエアコンなしで全然平気そう。