まんがと猫と京都のくらし

京都在住の漫画家が猫を愛でながら生きています

満たされる喜び: 漫画制作の新たなステージ

※初めてAIにタイトルを考えてもらいました。すごいですね。自分じゃ絶対こんな恥ずかしいタイトル書けない。満たされる喜び…

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このタイトルだけじゃなくて、検索エンジン向けタイトルとかソーシャルメディア向けタイトルも同時にそれぞれ考えてくれるのも初めて知りました。検索エンジン向けは「夢の探求:自分と漫画の距離を縮める大事なもの」ソーシャルメディア向けは「興味津々!深層心理に触れる夢と無意識の世界 #深層心理 #無意識」です。

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正月明けに体調を崩して以降、かなり夢を大量に見ている気がします。覚えているものもあれば、目が覚めた瞬間に忘れているものも。2割覚えてて8割忘れているくらい。

夢で喜怒哀楽の感情の波を感じることも多くて、めちゃくちゃ気持ち良くなったり腹が立ったり悲しくなったりしてます。辛くて苦しくて目が覚めて号泣みたいなこともある。ホルモンバランスのゆらぎによる、激情のはけ口として夢があるのかなと思うこともあり、泣くほどの夢を見た後は「夢で解消できてよかった…」と解釈したりしてます。現実に理由もなく感情爆発させるのって難しいので。

若い頃から夢に関してとても興味があって、その流れで無意識とか深層心理とかに興味を持ち、心理学への興味となりました。大学の進路考えていた時に心理学も学びたいなと思いつつ偏差値ハードル高くてスン…と簡単に諦めました。あの頃はあくまで漫画家になりたかったので勉強に費やす時間を惜しんでいた。

自分の幸せな近い未来を予感させるような夢を見ることもあり、それはつまり自分の状態がすごく整っていて、調子が良いことを無意識に感じているのだと思ったりもしています。実際そういう良い夢を見た後は自分のポテンシャルを良い形で発揮できたなと実感することがあります。今でも「会長はメイド様!」の1話目を読み切りとして描いた頃に見た夢ははっきり覚えているほど。

 

そんな興味と長期的なメンタルケアという動機で、少し前から心理クリニックに通っています。

カウンセリングとか治療っていうより、自己認識を深めたいという思いで探したクリニックで、心理学で有名な大学の教授がされている小さなクリニック。研究の中心に夢分析を扱っておられるようで、基本的に見た夢をメモしてそれを語る、ということをしています。

自分で見た夢の内容を覚えているのは当然ですが、それを語って、別の視点での指摘があって初めてわかる事が多くあります。いろんな夢を語ってきて大体どんな状態の時もいつもこの要素あるよな…と気づいたのが、とにかく私は責任を取ろうとする。誰かを助けたり、なんとかしようと奔走したりという内容が多くて、逆に助けて欲しいとか誰かに頼りたいって内容が皆無です。

自分で失敗して窮地に立たされるとかも無く、毎回何かに巻き込まれて大変な状態になっていたり、それをなぜか自分が率先してどうにかしようとする。

そういう傾向があるからなんなんだ、というのは別に何か明確な答えがあるわけではないです。決してよくある夢占いみたいに、これを見た理由はこれ!と明言しません。むしろその夢占い的思い込みを取っ払う作業です。

 

少し前に、割と印象的な夢を見ました。夢の中で必死に思い出そうとしている事柄があって、それを頑張って頑張って思い出そうとして、やっと思い出せた!というアハ体験的快感のある夢。でも夢から覚めるとなんだこれ?という内容で、どうしてそんな夢を見たのか全然わからない。

でも、それを心理クリニックで語った時に、もしかしたらこれは自分と漫画の心的距離感を夢に見たのかもしれないと思いました。

さらに先生が面白いと思われたポイントがあって、それは錬金術を思い出すものだと。私は疎いのでちゃんと説明できないのですが、先生がざっくり仰っていたのは「錬金術で一番最後に一番大事な要素とされるものは、決して目立たないごくごく普通のもの」であって、当たり前すぎて目立たないからこそ見つけ辛いんだという話でした。

私のこの夢が、あまりに何でもないものが快感の種になっているというところから、その話をイメージされたらしく。

最近描いている作品が自分にとってとても満足度が高いものになってきているので、もしかしたら何か大事なものを探し当てられているのかもしれないなと思いました。でもそれは決して大衆にウケて売れるかどうかとかではなく、自分と漫画の距離を良いものにするという点で大事なもの、という話。

 

いよいよネームの修正が完全に終わりましたが、直せば直すほど良くなったと思える経験もかつてないほど。きっとこれは私にとって胸を張れる作品になります。あわよくば私だけではなく、他の誰かにとっても満足度の高い作品になれますように。